実話怪談本データベース全面改定

去年の夏に突然「全面的にデータベースを変える！」と、公開からわずか半年程度で2500話以上分類したデータベースを捨てて新たなものを作り直したわけだが、ようやく全面的に公開にこぎ着けた。
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改変のポイントは2つ。
1つは、分類項目を馬鹿ほど増やした
もう1つは、心霊主義観点から物語観点へカテゴリーをシフトした　　になる。

最初のポイントは、《要約文データベース》採用を取り止めたためである。
当初のプランでは、Excelによるカテゴリー分類と同時に、文書検索型データベースに要約文を放り込んで検索させるつもりだった。ところがこのデータベースは公開不能のものであり、しかもこの要約文作成がとんでもなく手間の掛かるものだった。結局作成にベタ遅れするため泣く泣く計画を破棄、ストーリーが鮮明になるように代わりにExcelによるカテゴリー分類をより細かなものにする方法を採用したのである。こちらも相当な規模だが、要約文作成よりは遙かに時短出来るようになった次第。

そしてもう1つのポイントは、《実話怪談の進化》に対応するためである。
怪談と言えば、昔は幽霊や妖怪あるいは曰く因縁めいた何かが背景にある話が大半で、心霊学的な見地に立ったカテゴリー（用語）である程度回せると踏んでいた。しかし近年の怪談の主流は心霊とは限らず、まさに【あったること】としての怪異を扱うものに大きく変わっていた。特に昨今の“不思議系”怪談などは却って心霊にばかりこだわると確実に見誤ると作業の中で感じるところがあり、もう一度仕切り直した方が良いと判断した。

と、改変理由を一応エクスキューズしておくが、形となった分類はまだ完成の域に達してないものの、結構改良され時代に対応出来ていると感じている。

《怪異を分類する》という途方もない欲求を満たすための自己満足のやりたい放題であるが、ほんのわずかでも他人様の琴線に触れることがあればとのことでここに公開する。